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秋田県大曲駅に行くには東京から電車だと秋田新幹線で直接行くか、山形新幹線で新庄まで行き、奥羽本線に乗ってさらに北へ目指すか、夜行快速で新潟経由で日本海に沿って行くかの3通りがある。今回は土曜日の午後ということで土日きっぷ利用の山形新幹線新庄経由で向いました。
東京7時16分発で、大曲13時24分着。6時間の移動でした。 |
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大曲に到着したあと、セミナー開始まで時間があるので、花火通り商店街にある「花火庵」という花火の博物館のようなところに行ってきました。入り口すぐ脇にご覧のデカい花火のタマ…
これは「昇曲導段咲小花付大輪黄金しだれ菊」という名前の花火です。花火の名前は長いものが多いのですが、一定の規則があり、「昇〜付(のぼり〜つき)」という部分までは花火が上がっていく様子のことで、導火線に小さい玉が付いていますが、これが打ち上がっていく時に何をするかということを示しています。そのあとの名前が開いたあとの様子を示しています。大きさは30号玉(直径88.5センチ)、三尺玉と呼ばれているものです。重さは約280kg。 |
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奥に進むと小さい花火がガラスケースの上に展示され、ケースの中には花火の歴史の資料が展示されています。
飾ってある玉は大体成人男性の手の大きさか少し大きかったです。しかしこんな小さな玉でも打ち上がると大きな光を放ちます。光の放ち方は玉の中の火薬の配置や量、燃焼する色で決まり、玉の中には花火師たちの熱い想いと匠の業がぎっしりと詰まっているのです。 |
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この番付のようなコーナーには、花火鑑賞士の資格を取得した人の名前が飾られています。ちなみに管理人の名前もしっかりと…
昨年は合格者が100人近くも出たので、管理人が取得した段階での規模よりさらに名前がズラリ。合計300人あまりいます。ちなみに今回のつどいに出席する鑑賞士は50人程度でした。 |
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部屋の一角に飾られている花火の玉の中身例と、打ち上げる筒。そのアップ画像が下↓
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基本的に火薬(星という)は全て対称的な配置になされています。星の大きさが歪だったり、配置がミリ単位で狂ってると、花火が打ちあがっても、円は描けなく、欠けていたりと形が悪い失敗作となります。作業するにあたっては特に競技大会用は、異常なほどの集中力が必要なほどです。かなり根気のいる作業です。
作る工程では半球ずつ同じものを作り、最後に2つを合わせるといった感じになります。 |
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手前の花火の玉の左から10号玉、7号、5号・・・と続きます。競技大会で使用されるのが10号玉(尺玉)です。この直径30mの球体にどれほどまで緻密な作業工程、そして想いがあるかは計り知れません。
奥が打ち上げる筒と支える台です。今は鉄パイプで筒をしっかりと固定するのがほとんどじゃないでしょうか。ちなみにこの日の夜の打ち上げ現場には鉄パイプでしっかりと固定されている筒がありました。 |
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そしていきなり会場の一コマ。花火師今野義和氏の講演が終わった休憩時の撮影。
“関心と感動の違い”・・・規模を大きくすればするほど“関心”は高まる。しかしそれは“感動”ではない。
これは改めて考えさせられるテーマだなと思いました。花火師がどのように想いで制作し、どのような表現だったのか、知識ばかり詰め込むのではなく、花火師の想いを感じとることがこれからの花火鑑賞士には必要なのだと思いました。 |
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講演、フォローアップセミナー、レセプション終了後、打ち上げ現場の視察へ。
←これがスターマイン打ち上げ一式。「筒の数がこれだけしかないの?」と率直に思いました。スターマインは沢山の数が打ち上がるので、それに比例して玉数も多くなり、当然筒の数も多くなるだろうと予想してました。これは意外です。
ちなみに打ち上げはコンピュータ制御のため、この付近はコードがあちらこちらに。。。引っ掛けないように注視しながらの視察です。 |
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これも打ち上げ台の様子。ただこれはスターマインではなく、割物、型物が打ち上がるものです。こちらも鉄パイプでしっぱりと固定されていて、コンピュータ制御となっています。昔は打ち上げたあと玉を筒に入れるという命がけの作業があったんですよね。今でも“早打ち”と呼ばれる打ち上げ手法はあります。 |
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なにやらVの字の物体・・・一見何かの遺跡の産物なんじゃないかと思うのですが、これもちゃんとした装置です。効果はVの字に上がるのですが、主にスターマインなどで利用される、“尾を引く”タイプのものです。
花火はなにも上空ばかり観るものではなく、下も隠された芸術性があるということです。最近では打ち出し口にどれだけ手を仕込んでいるかが評価されています。動画開始34秒あたりにお目見えです。 |
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しかしこれは一体なんでしょうね・・・・??高さ2.5mくらいの鉄パイプが横に5本程度設置されており、その先端になにやら塊のようなもの・・・・この装置は動画開始80秒後でお目見えです。 |
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観覧場所は近くの橋の下で雨宿りしながら花火鑑賞士のためだけの打ち上げを独占的に観ました。3.5.7号玉+スターマイン2台で約30分くらいの構成だった。横で花火研究家の小西氏の解説入りだったので色々と勉強になりました。いつものようにしょぼいデジカメと三脚を使って撮影を試みますが、打ち上げる位置が完全に把握してなかったことと、風か何かで左右に打ち上げの軌道が動いていたという理由もあって、撮影結果が左右に偏ってしまいました。
この画像は大きく開いた後に、散らばった1点の赤っぽいピンク色がそれぞれパーッと分裂してしていくものでした。画像は残念ながら開いていく途中まででシャッターを切ってしまいましたが専門家が撮れば、もっと尾を引く軌跡が出ると思います。 |
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これも寄っちゃいましたね・・・残念。
これをみると鮮やかにいろいろな色が飛び散っている様子をみてとれますが、実際そうでした。ただ、光も中心から飛び散る際に色々と変化していくので、もしカメラ長時間開けっ放しなら、もっとその軌跡がわかりやすかったと思います。
中心は光の光度が強かったので、手持ちのデジカメでは白く映ってしまいましたが、中心の下に2箇所、白い跡が映っています。これは花火が打ち上がる過程に小さい花火が開いている様子です。花火の種類によってその様子がわかりますが、名前だと「昇り〜付(のぼり〜つき)」の“〜”の部分が一般的にそれに該当します。競技になるとそれも評価のポイントの一つになります。 |
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これは光の光度が上の画像の花火より弱めだったので、中心も綺麗に映っています。さて、この画像では白い線が下から伸びてます。これを花火の名前では「昇(のぼり)」の部分に該当します。これに上の画像みたいに色々と手を加えます。 |
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これは随分と変な形をした花火の様子ですが、これは型物(かたもの)といって、アニメのキャラクターや動物の顔とかハートや星の形を花火で表現しているものです。ちなみにこの宇宙人みたいな形しているのが、今年秋田で開催される国体のマスコットキャラクター“スギッチ”を表しています。
中心の左に2本の短い赤っぽい線が目、右側の黄色の線が下半身(足)緑がアタマで構成されています。残念ながら撮影したときは90度方向がずれてました。型物はちゃんと観ている人に映るかどうか難しいですが、花火師にとっては360度観ている人がいて、地上にはあらゆる距離に人がいてるので打ち上げた結果で多少の方角のズレは気にしないそうです。
ちなみに外側に2本赤っぽい線が曲がって映ってますが、ちょうど“シェー”をしているみたいに飛び散ったので、これはこれで面白い現象を観ることができました。 |
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これも型物で、ひよこを表していました。下に伸びている2本足とその先端が足の指を表し、上部はひよこの身体の形を黄色で表しています。画像では解説しないとわからないほど、愚かな画像となっていますが、現場で見ればちゃんとひよことして無理なく観ることができました。
ところで、足の指の本数…ひよこは4本でしたっけ? |
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充実した内容で、高い登録料を払った価値は大いにありました。他の鑑賞士たちはなんだか顔馴染みが多いみたいでレセプションの席では盛り上がっていました。みんな大曲花火倶楽部の会員なのかな…その場では男鹿の日本海花火大会がかなり芸術性にブっ飛んでいるという情報を入手。なんでも「1時間創造花火に見入っちゃった幸福感」が味わえるとのこと。う〜む、気になります。諏訪の花火の前日なので移動が大変だけど機会があれば行ってみたいと思いました。
ちなみに宿は帰りが山形経由なので横手駅周辺を押さえました。画像は翌日の新幹線車内での昼飯、牛肉どまん中という駅弁。東京駅では入荷後1分で完売でしたな。いい思い出です。 |